深セン日本商工会



<各業界事情 >

【中国深読みコラム】第34回~中国の鉄鋼業界再編~

ダントツの世界一になった中国の粗鋼生産量(年間8億トン)ですが、9月4~5日杭州で開催された20カ国・地域(G20)首脳会議で、中国の鉄鋼などの過剰生産能力が世界経済の波乱要因として減産を求められ、その成果として最近大きな動きがありました。9月22日に上海宝鋼集団(年産3,493万8,000トンで世界5位)が武漢鋼鉄集団(同2,577万6,000 トンで世界11位)と経営統合すると発表しました。合計すると6,071万4,000 トンに上り世界最大手のアルセロール・ミタル(9,713万6,000トン、本社:オランダのロッテルダム)に次ぐ世界2位となる巨大鉄鋼メーカーが誕生することになります。これ以外にも中国の大手鉄鋼会社の経営統合が伝えられており、今月は中国の鉄鋼業界再編を深読みします。

 上海宝鋼集団と武漢鋼鉄集団の経営統合後の名称は「中国宝武鋼鉄集団」で製品や技術の研究開発、販売ネットワーク、購買、物流など多くの分野で統合効果……