深セン日本商工会



<法務 >

中外合弁企業の外国側出資者による出資引き揚げスキームの設計及び実務について

概要

中外合弁企業から外国側出資者が出資を引き揚げるには、持分譲渡、解散、減資及び持分の買戻しなどの方法がある。現時点において、商務部門は、経営範囲がネガティブリストに含まれていない企業の変更について、審査許可制から届出制管理へと改め(※1)、外国側出資者の出資引き揚げ手続は簡素化されたが、実践では一定の障害や困難がいまだ存在している。本稿は、持分譲渡及び解散をめぐって展開し、実務上、起こり得る問題に重点を置いて検討する。

本文

一、持分譲渡

持分譲渡の過程では、譲受人の選択は、取引の成否を左右する非常に重要な節目である。譲受人の性質により、持分譲渡は、外国投資者への譲渡(「外資から外資への譲渡」)と中国投資者への譲渡(「外資から内資への譲渡」)に分けられる。しかし、そのどちらの場合であっても合弁当事者以外の第三者への譲渡となり、以下の制限条件に従わなければ……