UFJ綜研(上海)有限公司
中国は、周知のとおり国家体制として、情報の発信に対する締め付けを極めて厳しくしてきているが、ことインターネットに関しては、新規産業であることから1999年頃までほぼ規制のない状態が続いていた。外資のインターネット関連業務の参入に関しても、ヤフー他アメリカ大手インターネット業者のの中国進出が次々と行なわれ、外資の出資比率が50%を超えることもあった(電気通信業務に関しては、後述のとおり現在でも50%超出資が認められていない)。こうした状況の中、呉基伝信息産業部長が記者会見で「中国は93年に各種通信網への外資参入を一律禁止し、また95年に対外貿易経済合作部が公布した外資投資目録でも投資禁止対象となっているため、外資の通信サービス業参入は認められない」旨述べ、その直後に香港紙に信息産業部幹部の談として、参入済みの外資については配慮するとのコメントが伝えられるな……大薗治夫