中国では、古くは旧ソ連の如く、主に計画経済体制のための社会主義下の会計税務法規を採用していましたが、改革開放に伴い、西側諸国に準じた会計税務法規を導入してきました。
現在採用されている会計税務法規は、例えば企業会計制度(2000年12月公布、2002年1月改定適用)のように、旧制度の複雑な会計法規を整理して、グローバル・スタンダードを意識した制度改定が進められています。
日本との相違を言えば、骨格たる原理原則は日本の会計税務法規と変わらないのですが、財務諸表の配列・科目名や減損会計、優遇税制等の個別項目になりますと、違いが目立ってきます。
中国における会計関連法規の概要は下図の通りです。
上記各法規の概要は下表の通りとなっています。
法令名 概要 会計法 会計全般を統括する法律で、会計関連……永岡 稔