実は1990年代に入ってから、中国は世界で最も重要な反ダンピング調査・告訴対象に浮上している。対外貿易経済協力省によると、1979年から2002年10月末にかけて、4000品目あまりの中国商品は33の国・地域から反ダンピング調査を受け、案件数で計501件にも達し、累計160億ドルの輸出商品が影響を受けている(『国際商報』2002年11月1日)。
中国商品への反ダンピング調査・告訴が急増した要因として、国際的に保護主義が台頭している中、反ダンピング、反補助金、セーフガードなどが主要な保護手段となっていること、中国の輸出の急増と国際競争力の増強を背景に、一部の国が対中貿易……
馬成三