はじめに 12月5日から7日にかけて、共産党中央・国務院共催により、2007年の経済政策の基本方針を決定する中央経済工作会議(以下「会議」)が北京で開催された。また、12月7日には、人民日報が「科学的発展の新局面を切り開かなければならない」と題する社説(以下「社説」)が発表し、その後も一連の評論員による解説論文を発表している。本稿では、これらのポイントにつき解説することとしたい。 1. 科学的発展観を貫徹実施するための新たな教訓(「6つの必ずなすべきこと」) 会議は、この数年間の経験を総括し、当面経済社会発展の全局が直面している新情勢と結び付け、我々は科学的発展観を全面的に貫徹実施する方面において新たな教訓を得たとする。(1)良好で速い発展は、科学的発展観を全面的に貫徹実施するうえでの本質的要求であることを……
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田中 修