さて、2冊目は、「マオ(上)・(下)」(ユン・チアン、ジョン・ホリディ著、土屋京子訳、講談社)です。 最近ある日本企業の経営者とこういう会話をしました。 私 :「マオ」は、読まれましたか?経営者:はい、今、(上)を読みかけています。私 :そうですか。すごい内容でしょう? でも、中国を知る上では、是非読んでおかれた方が良いですよ。 (下)でも、まるで大地を覆い尽くす激流のような展開が待って いますよ。経営者:実は・・・・、先に進めなくなってしまったんです。何しろ、余りに 内容が強烈ですので。耐えられなくなって、積読(つんどく)のままです。私 :そうですか?それは無理からぬ話だとお察しします。私も、一気に、それこそ2日~3日で読み切りましたが、心の奥に鉛を押し込まれたような、何かずっしりと重いものを感じましたよ。 でも、日本人として、中国とい……
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田中 則明