はじめに 第11次5ヵ年計画(2006-2010年)において、従来の都市化戦略に加え、新たにメガロポリス(中国語では「都市群」)という用語が登場した。しかし、その中身については、詳細な解説がなかったが、今般国家発展・改革委員会国土開発・地域経済研究所の肖金成・袁朱が、その内容を中国経済時報2007年3月30日に解説している。将来どの都市の発展が期待されるかが明示されており、今後の対中進出の参考資料ともなると思われるので、以下、その内容を紹介するとともに、併せてこれに疑問を呈する見解も紹介しておきたい。 1.国家発展・改革委国土開発・地域経済研究所の主張 現在、わが国は10大メガロポリスを形成しようとしている。即ち、北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタ、山東半島、遼中南、中原、長江中流域、海峡西岸、四川・重慶、関中メガロポリスである。 そのうち、北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタの3大メガロポリ……
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田中 修