0755-8635-0820/0755-8635-0821
TOP 中国関連ビジネス情報

中国関連ビジネス情報

コラム

中国の対米巨額貿易黒字の見方

馬成三

2007-06-26

新しいページ 1中国の対米出超の拡大と中米統計の差 中米国交樹立(1979年)以来、特に1990年代以降、中米貿易は急拡大を見せている。中国税関によると、1990年に118億ドルだった中米貿易総額(輸出入合計)が、2006年には2,627に拡大し、中国貿易総額に占める対米貿易のシェアも1990年の10%から2006年の約16%へと上昇した。中国にとって、米国は2004年より日本を抜き、EUに次ぐ貿易相手国となっている(香港経由分を入れると、米国は実際中国の最大貿易パートナー)。なかでも中国の対米輸出の増加は目覚しいものがあった。1990年時点で中国の輸出市場として、米国は香港、日本とEC(欧州共同体)に次ぐ第4位にとどまっていたが、2000年より中国の最大輸出市場に浮上し、2006年には対米輸出が中国輸出全体の21%を占めている。中米貿易が急拡大しているなか、幾つかの難題にも遭遇した。うち最も注目されているのは中米貿易不均衡、つまり中国の対米出超……
非会員の方は記事の一部しかご覧になれません。閲覧には会員ID、パスワードでのログインが必要となります。入会希望の方は こちら

馬成三

前のページに戻る