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コラム

第17回党大会の経済的意義(1)

田中 修

2007-11-09

はじめに 10月15日から開催されていた中国共産党第17回全国大会は、10月22日胡錦涛総書記の報告と党規約改正を承認し、閉幕した。続いて開催された党1中全会は、新指導部を選出した。本稿では、この一連の動きを特に経済面を中心に解説する。 Ⅰ.胡錦涛報告の概要胡錦涛総書記は、大会初日の10月15日、「中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、小康社会の全面的建設の新たな勝利を勝ち取るために奮闘しよう」と題する報告(以下「報告」)を行った。ここでは、経済部分を中心に解説する[1]。 大会の主題まず大会の主題であるが、「中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、鄧小平理論と『3つの代表』重要思想を導きとして、科学的発展観を深く貫徹実施し、引き続き思想を解放し、改革開放を堅持し、科学的発展を推進し、社会の調和を促進し、小康社会の全面的建設の新たな勝利を勝ち取るために奮闘する」ことであるとする。この……
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田中 修

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