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コラム

判例・仲裁事案研究2~商業秘密は中国で保護されるか~

梶田幸雄

2002-12-12

 中国において、外国企業および中国企業の商業秘密侵害事件が多いといわれている。商業秘密が侵害されたと考える場合、いかなる判断基準に基づき、権利保護を図ることができるのだろうか。この場合、(1)商業秘密の判断基準とは何か。(2)商業秘密の侵害とは、如何なる行為をいうのか。(3)商業秘密侵害に対する損害賠償額は、どのように認定されるのかといった争点も問題となる。以下の事案により、上記の判断基準を得ることができる。許継電気股份有限公司が鄭学生、漯河市愛特電器設備有限公司を商業秘密侵害で訴えた事案 (第一審判決)<法  院> 河南省許昌市中級人民法院<関係条文> 反不正当競争法 (1993年12月1日施行)第10条第1項1 事業者は次に掲げる手段で商業秘密を侵害してはならない。(1)窃盗、利益誘導、脅迫またはその他の不正な手段で、権利者の商業秘密を取得すること。(2)(省略)(3)入手した商業秘密を約定に反し、または権利者の……
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梶田幸雄

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