今年は中国の改革開放政策導入30周年にあたる年である。中国の対外開放は多種多様な内容を含めているが、その一つに対外労務輸出がある。中国商務部(省)が公表している、日中経済関係に関する資料にも「中日労務合作」(中国の対日労務輸出)が入っている。
さる5月末から6月初めにかけて、筆者は中国国際貿易学会主催の「海外就業促進に関するシンポジウム」に参加するため、北京出張に行った。今月(6月)中旬、川崎に開催された移住外国人労働者支援団体のフォーラムにも出た。前者では中国の労務輸出企業の日本市場への熱い眼差しを感じさせたのに対して、後者では中国の対日労務輸出の問題点を強く認識させた。
海外就業促進の法制化
中国では「労働力輸出」を「労務協力」または「労務輸出」……
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馬成三