6月末から7月初にかけて、災害復興に関する国務院文書が次々に公表された。本稿では、これを中心に最近の政策動向を紹介する。
1.地震対策・災害救助における先進的な末端党組織及び優秀な共産党員の代表座談会(6月30日)
胡錦涛総書記が重要講話を行った。その概要は以下のとおりである(新華網北京電2008年6月30日)。
1.1 地震対策・災害救助闘争の総括
今回発生した四川汶川特大地震は、新中国成立以来最も破壊性が強く、最も波及範囲が広く、最も災害救助が難しかった地震である。この特大地震災害に打ち勝つことができるかどうかは、党の執政能力と先進性にとって峻厳な試練であった。現在、被災者の基本生活は初歩的に手配され、災害復興は徐々に展開している。地震対策・災害救助闘争は、重大な段階的勝利を勝ち取ったが、これは党・人民の偉大なパワーを示し、中華民族の偉……
田中 修