2008年7月初旬、温州市経済貿易委員会が行った市内31カ所の開発区・工業エリアの15521社の中小企業を対象とした調査で、すでに全体の6.5%にあたる1009社がすでに工場を閉めており、1.6%にあたる250社が倒産、2つあわせて8.1%にあたる1259社がほぼ閉鎖状態にあるという。この割合は1~4月期と比較すると、2.1%の増加となっている。専門家によると、この数字は政府が発表している数字だけに、実際はこれではすまない規模で倒産が進んでいるというのが大多数の見方だ。
さらに顕著なのが、温州で有名な基幹産業の一つだった「ライター」製造だ。『新聞晩報』の報道でも、温州市のライター製造企業は、2006~2007年の1000社から、今では70社にまで減っている。このうち、実際に創業している工場はそ……
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藤田康介