北京オリンピック終了とともに、再び地震関連報道が行われるようになった[1]。9月上旬の動きを概観しておきたい。
1.温家宝総理の四川視察(8月31日-9月2日)
1.1 地震対策総指揮部会議
8月31日夜と9月1日夜に開催された。当面重点を置かなければならないものとして、以下の6点が指摘されている(新華網成都電2008年9月1日)。
(1)被災者が安全に冬を過ごす問題を際立ててしっかり把握する
冬季はすぐやってくるので、水・電気・道路・環境衛生などの施設を早急に整備する。年末前に、損壊した農民家屋の修繕・補強を全面的に完成する。困難な被災者への衣服寄贈活動を全国で組織的に展開する。冬の渇水期における正常な水供給……
田中 修