さる10月20日、中国国家統計局は今年(2008年)第3四半期の経済指標(速報)を発表したが、同期間の国内総生産(GDP)の実質成長率が前年同期比9%増と、2005年第4四半期以来、約3年ぶりに一桁に落ち込んだ。
今年は中国の改革開放政策導入30周年にあたる年で、この30年間における中国経済の年平均実質成長率は9.8%に達し、2003年以降5年連続で二桁の高成長を謳歌し、昨年には約12%(11.9%)の高率を記録した。今年年初、中国国内と海外の調査研究機関の多くは中国が今年でも10%前後の成長を維持できるではないかとの予測を出している。
他方、今年以来の中国経済の実質成長率……
馬成三