本稿では、11月の経済動向と国務院常務会議・各官庁の動向を解説する。
1.11月の経済動向
(1)物価
①消費者物価
11月の消費者物価上昇率は前年同期比2.4%と、伸びは前月より1.6ポイント反落した。これは7か月連続の反落であり、上昇率はピークの8.7%から大きく落ち込んでいる。食品価格の上昇率は前年同期比5.9%であり、伸びは前月より2.6ポイント反落した。豚肉価格は前年同期比9.3%の下落であり、前月より下げ幅が8.1ポイント拡大した。穀物価格は前年同期比5.8%の上昇であり、伸びは前月より1.1ポイント反落した。居住関係価格は前年同期比1.1%の上昇であり、伸びは前月より3.5ポイント反落した。
(参考)9月4.6%→10月4.0%→1……
田中 修