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　2009年は既に世界同時金融危機の影響が広がり、皆様方のご苦労も如何許りと拝察いたします。中国に限らず、日本も雇用不安が山積し、さまざまな問題がクローズアップされております。さて、これはある企業の話ですが、日系独資会社で、操業以来すでに14年経っている会社のことです。同社は操業以来毎年赤字で資金繰りが相当厳しく、どうして現在まで企業活動ができたのかある意味では不思議です。資金の遣り繰りを聞いてみますと、日本では考えられないことですが「支払い時期を可能な限り引き伸ばす」ことと、従業員を極力最低限にし人件費を抑えることで乗り切っているそうです。当然賃金の遅配もあるそうです。日本ですと支払期日が過ぎていると原材料の調達が困難になりますが、日本と違い何とか供給してくれるそうです。逆を申しますと日系企業は売掛金回収で苦労されていると思いますが、同社のような会社がありますので、実感として理解できます。た……

王穏