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コラム

民事訴訟での電子証拠について

王穏

2010-05-31

一.データ電子文書証拠(携帯電話メッセージ、電子メール)

【事例1】 2006年1月4日、被告陳(仮名)は原告李(仮名)から50,000元を借り、返済日を2006年3月31日とした。被告は借り入れた後、その不動産の権利証を担保として原告李に渡した。しかし、抵当登記手続きは行っていなかった。返済日が訪れ、原告は携帯電話のショートメッセージやメール等で何度も被告に返済を迫り、被告は自身の携帯電話で原告に返信をしていた。それらのうち、返信内容の一部は次のとおり。2007年11月27日2時32分、「証書を返してくれないか。借金して何か商売でもすれば、返す金ができやすい」。2007年11月27日2時38分、「借用書はそっちにあるし、いつ告訴してもかまわないが、やり直すチャンスをくれないか。」。2008年6月16日10時06分、「すまない。借用書を書かなくてもいいかな?刑務所に入りたくないし、裁判は時間がかかるし、返せる現金も手に……

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王穏

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