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VISA vs. 銀聯

日本と異なり、中国では、VISA、MASTER 、JCBなどといったカード会社の決済機能以外に、中国銀聯（ギンレン、China Union Pay Co., Ltd.）の決済機能も加えられた「双幣カード」が発行されている。

報道によると、米大手クレジットカード会社VISAは、8月1日以降、VISAカード、中国銀聯カード双方の決済機能を有する「双幣カード」が中国国外で利用された場合において、VISA社のシステムを通じた決済が行われなかったときは、カードによる直接決済、ATMでの現金引出しのいずれかを問わず、初回は5万米ドル、2回目以降は毎月2万5000米ドルの制裁金を科すとの方針通達を、2010年6月2日付けで全世界の会員銀行に対し行った。

その説明によると、他社のシステムを通じて国際取引を処理するとデータ漏洩などのトラブルが発生しかねない、という理由に基づく措置だとのことである。しかし、中国のメディアは、「銀聯……

劉新宇