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コラム

不動産市場の反発

田中 修

2010-09-16

はじめに  本稿では、8月の主要経済指標、及び最近の不動産市場の動向に関する人民日報及び国際金融報の論調につき紹介する。

1.8月及び1-8月期の主要経済指標[1]

(1)物価 ①消費者物価  8月の消費者物価は前年同期比3.5%上昇し、7月より伸びが0.2ポイント加速した[2] 。都市は3.4%、農村は3.7%の上昇である。食品価格は7.5%上昇し、居住価格は4.4%上昇した。 前月比では、7月より0.6%上昇した。うち、食品価格は2.0%(豚肉価格9%、生鮮野菜7.7%、卵7.5%)の上昇であり、居住価格は0.2%の上昇となっている。  国家統計局の盛来運スポークスマンは、8月に消費者物価が上昇した要因として、①前年からの影響要因が3.5%上昇のうち1.7%分であり、②残り1.8%の新規上昇分は、主として農産品価格の上昇によるものだとし、これが新規上昇要因の70%前後を占めている、と解説している。  また、今後の見通しについて……

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田中 修

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