0755-8635-0820/0755-8635-0821
TOP 中国関連ビジネス情報

中国関連ビジネス情報

コラム

労働契約の解除は工会への通知が必要

王穏

2010-12-01

ここ数年、労働契約解除による法律紛争が後を絶たないが、多くの雇用者が裁判で敗訴している。その最大の原因は、雇用者が工会の意見を求めず一方的に労働契約を解除したことである。

【事例】 張氏(仮名)は2009年12月に会社と無无固定期限労働契約を締結した。同契約第四条では、張氏が労働規律又は会社の規則制度に著しく違反した場合、会社は一方的に労働契約を解除できることが規定されている。2008年、同社は改めて就業規則を制定しなおし、従業員が同僚に暴力を振るう、恐喝した場合、会社は当該従業員を解雇でき、且つ状況に応じて司法機関の処理に委ねることを規定した。

2010年6月22日夜、張氏は会社の副経理に対し故意に暴力を振るって、軽症を負わせた。2010年7月17日、会社は張氏と労働契約を解除した。張氏は同処理決定を不服として、労働争議仲裁委員会に申し立て、仲裁委員会は、会社が張氏に出した労働契約解除の決定……

非会員の方は記事の一部しかご覧になれません。閲覧には会員ID、パスワードでのログインが必要となります。入会希望の方は こちら

王穏

前のページに戻る