ストライキ対応、労働者との効果的な交渉
中国のストライキは「労働者-会社-行政」の三極対峙の様相を呈しており、会社としては、労働者との効果的な交渉がストライキを解決する上で非常に重要な課題となっている。
内資企業 交渉の特徴 ○ 労働組合や共産党組織(党委など)の主導で行う。 ○ 行政の力を利用して調整を行う。 効果:大部分が収拾 仲裁になる可能性:比較的少ない
日系企業 交渉の特徴 ○ 会社の管理職が主導で行う。 ○ 交渉に乗り出すのがやや遅い。 効果:一部ストライキは収まるが、繰り返して起こりやすい。 仲裁になる可能性:やや多い
欧米企業 交渉の特徴 ○ 会社の管理職が主導で行う。同時に現地労働組合との関係を利用して調整を行う。 ○ 交渉に乗り出すのが比較的速い。 効果:大部分が収拾 仲裁になる可能性:普通
日系企業は明らかに内資企業……
王穏