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コラム

定年後の年金未受給問題

王穏

2011-03-11

背景 現在、上海在住の企業で働く従業員の多くが法定の退職年齢に達しているにも関わらず、年金を受け取れない状態にある。原因は、これまでに加入していたのが新農村保険である場合、或いは、会社が従業員に代わって小城鎮保険に加入していた場合である。どちらにしても、前述の保険料を城鎮社会保険に加入していた場合に換算したときに、その納入年数が受給条件の15年に達しないとする。この場合に、従業員が定年になったとして会社が労働関係の解除を申し出ても、従業員としては年金を受けて取ることができず、様々なトラブルを誘発することになる。

もう一つの原因は特殊で、上海特有のケースである。現在の法律法規に基づくと、女性従業員の定年は二段階に分かれ、工場などの工員の定年は50歳、幹部、管理職、専門技術員の定年は55歳である。『「上海市小城鎮社会保険暫定弁法」の公布に関する上海市人民政府の通知』(滬府発「2003」65号)……

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王穏

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