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日系企業をはじめ、外商投資企業が中国で投資し業務展開するにあたり、商標、特許の登録等、さまざまな知的財産権関連の問題に直面することになります。これまで、知的財産権業務に携わってきましたが、特許、商標、著作権関連の権益保護、投資保護、情報保護その他現場の業務実績に基づき、以下、中国にかかわる知的財産権事情について紹介します。

1.商標について

1.1中国での商標登録を成功させるには、以下の点に注意する必要があります。 ①出願予定の商品分類について、登録済み/出願中である商標の数が多いほど難度が高くなります。 ②当該製品の中国大陸における販売状況が良ければ良いほど非権利者に先に登録される可能性が高くなります。 ③商標デザインの独自性が弱いと、出願中に他者に異議を申し立てられる可能性が高くなると思われます。

1.2 業務手順 ①予め2～3点の商標案を決め、主要なロゴを中心に、図案、文……

王穏