電子情報製品から電子電気製品に対象範囲が拡大へ
いわゆる黒物家電である電子情報製品中に6種類の有害物質(カドミウム、鉛、水銀、六価クロム、PBB、PBDE)を使用するのを制限する『電子情報製品汚染規制管理弁法』(通称、中国版RoHS)が、第一ステップ(使用情報開示)から第二ステップ(使用量規制)に進む前に、改定される見込みとなった。改定後は『電子電気製品汚染規制管理弁法』に名称変更され、その対象範囲をいわゆる黒物家電だけでなく、白物家電まで含めるようにし、2011年後半に公布され、2012年後半に施行される見込みである。工業・情報化省の情報によると、新『管理弁法』はウェブサイト公示、(パブリック)コメント募集等の複数の段階を経て、WTOの審査にも合格したという。 同『管理弁法』の改定後、従来の『電子情報製品汚染規制重点管理目録(第1次)』(対象品目はまだないが、パブリックコメント……
大野木 昇司