白タクは、中国では黒車(hei che)と言います。白タクといえば、何だか金を脅し取られるようにも感じますが、良い人も大勢います。今回は、筆者が中国現地で出会った白タク運転手との交流から体験したこと、感じたことをご紹介します。
1.白タク (1)白タク運転手との出会い 筆者がしばしば利用する白タクは3台(3人の運転手)ありました。 彼らは、外国人(日本人駐在員を含む)のよく行く場所で客引きをしたり、他の外国人からの紹介で常連客を得ています。そして、知り合いとなった外国人が近郊を観光する際のドライバーや、ゴルフ場への送迎などを仕事にしていました。
筆者も、上述のような形で3人の白タク運転手と知り合いました。後に最も仲良くなった白タク運転手の車には、最初は、白タクとは気付かずに乗車し、その後、「あれ?」と、一般のタクシーでないことに気付きました(車体には一般的なタクシーのランプが設置……
奥北 秀嗣