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コラム

IFRSへの適用を前提とした現地法人への影響 第4回(最終回)

中村 亨

2011-06-22

1.IFRSで求められる決算期統一  これまで3回にわたって日本の親会社にIFRSが適用された場合の影響について記載してきたが、第4回の今回が最終回となる。最終回では、最近日本の親会社でも頻繁に話題になる、IFRS適用後の連結グループの決算期統一について私見を記載する。  日本の親会社でIFRSが適用された場合、連結財務諸表の作成に用いる親会社およびその子会社の財務諸表は、同じ日現在で作成しなければならないとされている。ご存じの方も多いと思われるが、中国では12月決算が法的に定められていることから、中国の子会社の決算月を日本の親会社に合わせて3月とすることは出来ない。この場合、親会社の決算期を3月から12月に変更しない限り、IFRSの規定に従うと「実務上不可能な場合を除いて」中国子会社は日本の親会社の財務諸表と同じ日現在で追加的な財務諸表を作成しなければならないことになる。この場合、現地での対応はどのように行う……

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中村 亨

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