はじめに 7月25-26日、全国財政庁(局)長座談会が北京で挙行され、今年下半期と第12次5ヵ年計画期間の財政政策について議論がなされた。本稿ではその概要について紹介する[1] 。
1.現状分析 今年に入り、各レベルの財政部門は党中央・国務院の政策決定・手配を真剣に貫徹し、財政機能の役割を十分発揮し、積極的財政政策をしっかり実施し、国民経済は引き続きマクロ・コントロールの予期する方向へと発展している。経済の平穏で比較的速い発展の基礎の上で、上半期の予算執行状況は比較的良好である。全国公共財政収入は5兆6875.8億元であり、前年同期比31.2%増であった。全国公共財政収入は4兆4435.1億元であり、同31.4%増であり、各重点支出は比較的良好な保障を得た。 現在、わが国経済の発展態勢は総体として良好であるが、直面する内外環境は依然錯綜し複雑である。財政からみると、経済が平穏で比較的速い発展を維持して……
田中 修