商務部保管資料の今年3月24日時点のデータによると、外資による不動産会社の新設又は増資数が3月のみで39社に上ったという。
上海産権交易所のデータでは、2月末の一週間で上海産権市場における不動産成約額が一億元を越え、外資による一級デベロッパー買収合併現象が頻繁に起きている。うち「上海国際集団広場有限公司全持分」譲渡では、シンガポールの企業が上海の国有独資企業を買収したが、その最終譲渡価格が3億1千万元を超えて注目された。また、「長沙広悦置業有限公司持分39%」譲渡の成約額は2億9千万元に達し、新上場不動産項目としてはトップの額である。
これら現象は、外資の中国不動産市場参入が非公開ではなくなったことのほか、増加してきていることを示している。但し、中国のような政策性指導が極めて重要である国において、外資が不動産業に投資する場合、どのような点に注意するべきだろうか。本稿では、外資の中国不……
王穏