② カシュガルの運転手(ウイグル族)と「軍事区域」およびイスラム ⅰ.「軍事区域」 カシュガル空港に迎えに来た運転手はウイグル族でした。少数民族好きの筆者は、それだけで気分も上々になり、ウイグル族の考えなどを聞きながら、旅をスタートしました。
2010年9月24日、フジタ社員が「軍事区域侵入のため身柄拘束」というニュースを見たときには、このときカシュガルからタジキスタン国境近くにあるカラクリ湖に行くときに通過した軍事区域の「盖茲」検査所のことを思い出しました。 旅行会社からは、軍事区域では写真撮影は厳禁と言われていましたので、近くにある汚いトイレに立ちながら、この軍事区域の「盖茲」検査所を間近に眺めたものです。
また、軍事区域と言えば、内モンゴル自治区フフホトに向かうときに利用した軍民共用空港である北京の南苑空港を思い出しました。南苑空港は軍も利用する空港であるため、そも……
奥北 秀嗣