Q:当社は中国の現地法人で、ある中国会社に生産設備を販売したが、引渡完了して、代金の支払期限を過ぎても、相手企業は、生産設備の品質が悪いとの理由で、なかなか代金を支払ってくれません。その後、メールのやりとりや打合せを通じて交渉を続き、また、技術者を派遣して技術問題の解決に取り組んできましたが、日本と同一の品質の製品が作れないのは、現地で調達した原材料の関係で、当社の設備の問題ではないことが確認できました。今まで何度も代金の支払いを催促しましたが、まったく応じてくれません。すでに1年以上経ってしまいましたので、そろそろ時効ではないかと心配し始めています。相手の会社は、当社として、中国市場において、非常に大切なお客様と考えて、今の段階で、まったく相手を訴えることを考えておりません。時効に係らないようにしたいのですが、その対策を教えてください。
A:訴訟時効制度とは、権利者が権利の侵……
王倩