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はじめに 　12月12－14日に、2012年の経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議が、国務院・党中央共同で開催された。本稿では、このポイントと特徴について解説する。

１．基本認識 　国民経済は引き続きマクロ・コントロールの予期した方向へと発展しており、成長が比較的速く、物価が安定に向かい、効率が比較的良く、民生が改善されるという良好な態勢が現れている。 　成果を十分肯定すると同時に、現在わが国経済発展におけるアンバランス・不協調・持続不可能という矛盾・問題がなお際立っていることを冷静に見て取らねばない。①経済成長の下振れ圧力と物価上昇圧力が並存し、②一部企業の生産経営が困難となり、③省エネ・汚染物質排出削減の情勢は峻厳であり、④経済・金融等の分野にも軽視できない潜在リスクが存在する 。我々は頭脳を冷静に維持し、リスク評価を強化し、できるだけ早く対案を準備し、タイムリーに措置を採用し……

田中　修