会員専用

2011年のGDPは47兆5164億元であり、実質9.2％の成長となった。1－3月期は9.7％、4－6月期は9.5％、7－9月期は9.1％、10－12月期は8.9％であった。第1次産業は4兆7712億元、4.5％増、第2次産業は22兆592億元、10.6％増、第3次産業は20兆3260億元、8.9％増である。前期比では、10－12月期は2.0％の成長である。[1] なお、国家統計局の馬建堂局長は、9.2％成長への寄与率について、資本形成総額が54.2％、最終消費が51.6％、純輸出が－5.8％であったとしている。 （１）物価 ①消費者物価 　12月の消費者物価は前年同期比4.1％上昇し[2] 、11月より0.1ポイント鈍化した[3] 。都市は4.1％、農村は4.1％の上昇である。食品価格は9.1％上昇し、非食品価格も1.9％上昇している。居住価格は2.1％上昇した[4] 。 （参考）7月6.5％→8月6.2％→9月6.1％→10月5.5％→11月4.2％→12月4.1％ 前月比では、11月より0.3％上昇し、再び下降（11月は－0.2％）から上昇に……

田中　修