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はじめに 　1、2月は年によって春節がずれるため、前年同月比の統計はバイアスがかかる。特に2011年の春節は2月であり、2012年は1月であったため、1月の統計は大幅なバイアスがかかっている。このこともあり、国家統計局は1月の工業生産・消費・投資統計を発表していない。ここでは、これまでに揃った主要統計を紹介する。

（１）物価 ①消費者物価 　1月の消費者物価は前年同期比4.5％上昇し、上昇率は12月より0.4ポイント加速した[1] 。都市は4.5％、農村は4.6％の上昇である。食品価格は10.5％上昇し、非食品価格も1.8％上昇している。居住価格は1.9％上昇した[2] 。 （参考）7月6.5％→8月6.2％→9月6.1％→10月5.5％→11月4.2％→12月4.1％→1月4.5％ 前月比では、12月より1.5％上昇し、上昇率は12月（0.3％）より加速した。食品価格は4.2％上昇し、約1.34ポイントの影響を与えた。生鮮野菜は26.1％上昇した（12月は13.9％）。肉類及び肉製品……

田中　修