2.日本での集団就職 (1)広州にて 初めて中国に出張した2007年、広州市で日本語を上手に話す中国人女性と出会いました。筆者がどこで日本語を勉強したのか尋ねたところ、「広島で働いていたの」と彼女は答えました。東京でも、大阪でもなく、広島であることに興味を覚えた筆者が、「なぜ広島?」と続けて聞いたところ、当時の職場が広島の店舗と提携していたから、広島に派遣された、とのことでした。
このときの筆者は、「ふ~ん、経験を積むためだったのかな?」程度に彼女の話を聞いていました。
(2)大連にて その3年後、場所も変わり大連で、一次会の食事を終え、二次会でカラオケを歌っているときのことでした。筆者の隣にいた中国語研修生(日本人)が「えっ?!」と驚いた声を上げました。「どうしたの?」の聞いたところ、「この人(中国人女性)が熊本で働いていたと言っています」とのことでした。
3年……
奥北 秀嗣