1-3月期のGDPは10兆7995億元であり、実質8.1%の成長となった。第1次産業は6922億元、3.8%増、第2次産業は5兆1451億元、9.1%増、第3次産業は4兆9622億元、7.5%増である。前期比では、1.8%の成長である[1] 。 なお、国家統計局の盛来運スポークスマンは、「成長は基本的に安定に向かっており、鈍化の中での安定化・全体としての安定という特徴が現れている」とし、その根拠として、①主要経済指標の前月比の伸びがプラスであること、②3月の主要経済指標が1-2月期より改善していること、③製造業購買担当者指数(PMI)が4ヶ月連続50%を超えていること、④3月の1日平均工業品の生産水準が過去9ヶ月で最大となったこと、⑤雇用情勢が安定していること、⑤今後重大プロジェクトが続々と着工され、社会保障的性格をもつ住宅の建設が着実に推進され、民間資本も活発であること、⑥個人所得が着実に増加し、社会保障体系も着実に推進されてい……
田中 修