Q:当社は90年代に福州に進出しました。工場敷地は「割当土地」です。今後、払下金を追納して「払下土地」に変換する必要がありますか?
A:中国で工場を建設する際の建設用地には三種類が考えられます。1.払下土地、2.行政割当土地、3.長期借地、です。
工場の場合、政府との間で「国有土地払下契約」を締結して、払下土地使用権を取得するのが一般的です。
行政割当土地は、もともと公的機関あるいは公益プロジェクトに使用される土地であり、土地使用権は国から無償で供与され、使用目的は限定されています。現在、外資企業に割当土地使用権が許可されることは原則的にありません。ただし、90年代に中国に進出した外資企業の多くは、当時の土地政策により、行政割当の性質をもつ土地使用権が許可され、「割当土地」と記載された「国有土地使用証書」を取得しています。
割当土地は原則無償(ただし、外資企業の場合……
王倩