2.新華社の解説(新華網北京電2012年5月20日) 記事の概要は以下のとおりである。 (1)なぜ、成長の安定を更に重要と位置づけているのか? 今年に入り、内外環境はいずれも新たな変化が出現した。 国際的に見ると、米国経済の第1四半期の成長は2.2%であり、失業率はゆっくり下降しているが、依然持続的・強力な成長動力に欠けている。ユーロ圏の経済の第1四半期は停滞に陥り、その将来の政策動向も不明瞭である。日本は震災復興等の要因が後押しして、経済状況はある程度改善しているが、短時間で大きく好転することは難しい。先進国経済の低成長は不可避的に外需の大幅な収縮をもたらし、わが国の経済に対する不利な影響も拡大している。 国内を見ると、夏季の食糧は9年連続豊作の実現が期待され、物価上昇率は毎月反落し、雇用は4ヶ月で半年分の任務を達成し、個人所得も比較的速い伸びの勢いを維持した。これらは、経済政策を更にしっ……
田中 修