2.エコノミストの反応 (1)国務院発展研究センターマクロ経済部 張立群研究員(新華網北京電2012年5月23日) マクロ・コントロールの大方向は変わっていないが、最近経済成長が持続的・顕著に反落している問題に対し、事前調整・微調整の程度・頻度を増大させ、積極的に内需を拡大し、経済成長をしっかり安定させようとするものである。 金融政策は現在カギとなっており、成長率の反転上昇・需要の安定と金融政策の程度の把握には密接な関係がある。昨年以来、金融政策は実際の操作において持続的に引締めを行ってきたが、そのタイムラグ効果がなお顕著である。的確な措置を採用し、これらの緊縮効果を引き続き緩和させるという問題を解決しなければならない。 内需拡大・成長安定については、長期的には消費に依拠しなければならないが、目下は投資をしっかり安定させることと切り離すことはできない。消費の拡大は、中国経済の構造調整・……
田中 修