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コラム

予算法の改正

田中 修

2012-06-28

はじめに  中国青年報2012年6月27日は、全人代常務委員会における予算法改正案の審議状況を伝えている。本稿では、その概要を論点ごとに紹介したい。

1.予算・決算の公開原則  近年、政府予算の公開・透明性を要求する声が日増しに高まっており、各レベル人代の予算に対する審査・監督と、大衆の予算に対する参加・監督の強化も、近年社会が高度に関心を寄せる問題となっている。 このため草案では、「当該レベルの人民代表大会或いは当該レベルの人民代表大会常務委員会の批准を経た予算・予算の調整(筆者注:わが国の補正予算に相当)・決算は、遅滞なく社会に公開しなければならない。ただし、国家機密に関わる内容を除く 。各レベルの政府財政部門は、当該レベルの総予算・予算の調整・決算の公開に責任を負う。各レベルの部門は、当該部門の予算・決算の公開に責任を負う」と規定している。 国家発展・改革委員会経済研究院の羅雲……

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田中 修

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