米国の2,850万人に続き、日本のゴルフ人口は950万人で世界第2位である。米国や日本と比較するとまだまだ市場規模は小さい中国であるが、昨今、その中国のゴルフ市場の成長が著しい。
現在日本には2,600程度のゴルフ場が存在する。対して、中国は未だ400程度に留まっている。しかし、2015年までに700ヶ所程度にまで増加するだろう。少なくとも年間50以上のゴルフ場が新設されることになる。
中国におけるゴルフ場の発展は1980年代前半から始まった。当時は経済的な貧しさなどからゴルフ人口は極僅かで、政府高官や外国人が中心であった。ゴルフ上の数も中国全土において僅か16カ所しか存在しなかった。それが1990年代後半から2000年代前半で150ヶ所程度にまで増加し、2009年末には350カ所まで増加した。現在では、400カ所程度のゴルフ場が存在する。
最も多いのは香港からのプレイヤーも見込める広東省がトップで約70カ所。続いて……
森辺 一樹