オリンピック、世界博覧会の期間中、外国人の入国人数が大幅に増加したため、中国は次第に外国人員の出入国に対する監視・管理を強化している。外国人の移動がますます頻繁になるに従い、不法入国、不法居留、不法就労及びその他の犯罪件数も次第に上昇しつつある。統計によると、北京市の公安局出入国管理総隊が2011年に調査処分した外国人の“三非”事件の中で、違法の主体は中国に臨時入国した外国人、三資(合資・合作・外国独資)企業職員、留学生などを含め、100余りの国にわたる。この背景が、≪中華人民共和国出境入境管理法≫(以下簡単に“出入国管理法”と称す)の早期公布を促すこととなった。
全国人大常委会審議での決定を受け、出入国管理法は2013年7月1日から実施される。在中国日系企業にとって、出入国管理法は企業が採用する外国籍の従業員に対して更に具体的な要求を出したと言える。今回の法律がどのような内容を定めたものなのか……
王穏