中国での人件費の高騰が収まる気配はなく、この問題が工場経営に重くのしかかってきています。ある日系工場では、他の国への工場移転も含め今後の生産拠点戦略を検討しました。その結果、中国でも自動化を進め人を減らすことが出来れば、生産拠点として十分競争力を維持できると判断しました。
その日系工場は、1000人規模ですが日本人の常駐者はいません。出張ベースで工場に行き、納期調整やちょっとした指導をしています。通常は現地スタッフだけで運営しています。
細かな問題はあるものの、致命傷となるような大きな問題は発生しておらす、生産部門としての中国工場の役割を果たしています。日本人が常駐しない、実は、これってすごいことですね。
自動化を進めることを方針としたものの日本本社の人材不足もあり、どのように進めたらよいかが決められませんでした。その相談を小生が受けました。ここで言う自動化とは、生産……
根本 隆吉