■代理商との取引条件 ⅰ)非常に強い日本メーカー(又は小売企業) 取引開始前に、代理商から保証金を取り、高い「掛け率」での買取条件<入金後、商品出荷>で取引を行う。 ※「掛け率」とは、小売上代に対する%のこと。 ⅱ)一般的な日本メーカー(又は小売企業) 中国マーケットにおける「相場」での取引条件で取引を行う。 取引条件が「買取」の場合、上代に対する「掛け率」は35%~40%、一定比率において商品の返品&交換を受け付ける必要がある。 「委託」の場合、上代に対する「掛け率」は50%前後。この場合、出荷済分の現金を預かる交渉をすべきである。(中国の商習慣として一般的であるため) ⅲ)短い期間で事業を拡大したい日本メーカー(又は小売企業) 委託取引、販売代行を積極的に活用(在庫リスクは自社が負担)し、「良い場所」を確保し、自社のブランドを露出・認知させる。相応の投資が必要となる。 高い実績を上げることができ……
牛田 賢