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はじめに 9月19日、李克強副総理は国家行政学院で開催された「省部クラス指導幹部都市化建設推進検討班学員座談会」（中央組織部、国家発展・改革委員会、国家行政学院共催）に出席し、講話を行った（新華網北京電2012年9月19日）[1]。本稿では、その概要を紹介する。 １．積極かつ穏当に都市化を推進することは長期にわたる大戦略であり、現代化実現と経済社会の発展の大趨勢の中で考えなければならない。 とりわけ、国際経済環境に深刻な変化が発生し、わが国の発展が新たな段階に入り、しかも経済の下振れ圧力に直面している情勢下、都市化の科学的発展問題を検討することは十分重要である。 ２．都市化は、現代化の必然であり基本の策である。 世界的に見ても、既に現代化を実現した高所得国家はいずれも工業化した国家であり、都市化率が高く、同時に農業の現代化も相当な水準に達している。このため、現代化のプロセスは、必然的に工業化・……

田中　修