はじめに
本稿では、7-9月期GDP成長率及び9月指標に対するエコノミストの見解を紹介する。
1.国家統計局盛来運スポークスマン
10月18日の記者会見で、かなり詳細に経済の現状に対する判断を述べているので、そのポイントをまず紹介する。
1.11-6月期にくらべ、7-9月期の国民経済の運営状況には積極的変化が現れているというべきである。
それは、以下の3方面である。
(1)7-9月期、とりわけ9月の主要指標数値を見ると、国民経済運営の安定化の態勢が比較的顕著である。
①主要指標の伸びは反落しているが、反落の幅が狭まっており、いくつかの指標の伸びは加速している。
7-9月期のGDP成長率は7.4%であり、4-6月期より0.2ポイント反落したが、反落の幅は4-6月期より0.3ポイント狭まった。
一定規模以上の工業付加価値の7-9月期の伸びは9.1%であり、4-6月期より0.4ポイント反落したが、反落の幅は4-6月期より1.7ポイント狭ま……
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田中 修