内需縮小の一途を辿る日本。中国を中心とした新興国の著しい成長を目の前に、多くの日本企業が外需獲得を叫ぶようになった。永続的な成長が求められる上場企業は、必ずと言って良いほど「アジア戦略」をIRでうたう。しかし、全ての企業に綿密なマーケット調査から成るアジア戦略があるようには思えない。
既に、中国に多くの拠点を持っており、酸いも甘いもある程度経験しているような大手消費財メーカーなどは、比較的確りとしたマーケット調査を行うようになった。弊社のケースで言えば、クライアントとなる大手企業の調査予算は、前年比で約3.4倍にもなっている。予算は確実に国内から海外へ移行している。
一方で、そうでない企業もまだまだ多い。確りとしたマーケット調査を行わずして進出するパターンだ。特に非製造業にはその傾向が強い。これから期待が高まるサービス産業は要注意だ。上場企業であっても、事前の準備は社内の若手数名の中国……
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森辺 一樹