残高確認
◇基本と本質売掛金管理に関して、もう一つ忘れてはならない重要な実務が残高確認である。残高確認には、(1)貸借対照表上の売掛金金額の妥当性確認、(2)売掛金の時効の中断、(3)不正の防止、という3つの目的がある。これらの目的を満たすためにも、確認した残高に不一致がある場合には、差異の原因を究明しなければならない。
◇チェックポイント
□少なくとも年1回以上、売掛金の残高確認を行っているか。
□残高確認は、発送するだけでなく、回収し、不一致がある場合には原因究明を行っているか。
□大口の得意先については、貸借対照表残高の妥当性が検証できるよう、漏れなく確認できているか。
□小額の得意先についても、オーバーデュー発生の有無などを勘案し、残高確認を実施しているか。
◇解説
売掛金管理に関して、もう一つ忘れてはならない重要な実務がある。残高確認である。売掛金は企業の貸借対照表に載っ……
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山田 健司