前回に続いて「日本語はあいまいではない」という話なのだが、私が最初にそのことを自分のブログにアップしたのは数年前のことだ。それ以降、多くの賛同の声をいただいているが、それは主に海外で働いた経験のある人々からである。「○○語(その方が使っている言語)だって、思いっきりあいまいですよ!日本語ばかりをあいまいだって言うのはおかしいって、まさに我が意を得たり、です。」といった内容である。外国語を使ってみてはじめて、日本語を客観的に見ることができるということなのだろう。(私もその一人だ。)要は、その言語を使う人の意識の持ちよう一つで、あいまいな表現もできるし正確な表現もできる。日本語でも他のどんな言語でも。
ちょうど上手く対応する例が見つからないのだが、時間感覚で彼我の感覚の違いが全く逆の例としてわかりやすいかもしれない。
会議の開始時刻や、クライアントとの待ち合わせ、通勤電車や新幹線の時刻の正……
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井上 一幸